この数日は理容ハサミの溶接仕事をしております。
今回はこのカットハサミです。
ハサミの溶接仕事はハンドルとブレードのつなぎ目の溶接をします。
角度やAとBのブレードの合わせ具合が重要になるので、仕上りを一定にする為に「治具」という専用の道具をつくります。
クランプで押える仕組みの溶接治具を使っています。
ハサミの溶接はこの後の工程で削られても大丈夫なように深く溶かし込む必要性があります。
針の穴レベルの巣穴も許されないですから丁寧にかつ慎重にテンポ良くひたすら溶接作業を進めて行きます。
座り仕事&同じ姿勢の単純作業は“肩コリ”“首コリ”“背中コリ”の大きな原因になります。
しかもこんな寒い時期のこの姿勢は体全部がかたまります。
ただでさえ座って作業は体を固めたりもするのに。
針の穴レベルの修正仕事も時々やってきますが…目をよくこらさないと見つけられないモノもあります。
とにかく人の手でピカピカに磨かれて仕上げる理容鋏は丁寧な仕事が求められますね。
高価な筈ですよ。とにかく人の手仕事です。
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